■ご家族構成:50代ご夫婦+小学生一人+中学生1人
■マンションリフォーム
ワークスペースとして使用する北側の居室が、暗くて湿度が高く、長く過ごしづらいため、明るく居心地の良い空間に変えたい。
リビングダイニングの収納が不足しているため、収納を補いたい。
同時にダイニングからもソファからもTV視聴ができるようにレイアウトを再構成したい。
隣り合う和室は子供部屋に変更して、子供達が自室とリビングダイニングを行き来できるようにし、家族がほどよい距離感で居心地よく過ごせる家にしたい。
湿度が高く薄暗い印象で壁紙も傷んでいる。各室付け長押あり。
Before
After
これまでの殺風景だったホワイトのクロス+チェリーの床、建具から、各部屋で異なるカラーリングにして
移動するのが楽しい空間に。
建具とカーテンボックスは既存利用だったため、床のみ類似のチェリーカラーで張替。
それぞれの部屋に共通して、床合わせの温かみのあるブラウン系のウッドを家具に取り入れ、家全体に統一感を持たせた。
その上で各部屋のキーカラーを決め、部屋を移動することで異なる色彩体験ができるように。
窓からの景色がほぼ空というリビングと、隣接する子供部屋は、青空のカラーを拾ってブルーに。
奥様の居室はエレガントなワインレッドにし、一人の時間を優雅な気持ちで過ごせるように。
ご主人様の部屋は書斎のため、落ち着いて集中できるモスグリーンに。
エントランス~廊下はブルーグレーで構成。
リビングダイニングはブルーベースで単調にならないよう、
アクセントとしてチェア、クッション、アートなどに奥様のお好きなパープルをちりばめ、
さらにフェイクグリーンを配置することでパープルの反対色が加わり、変化のある楽しい空間に。
奥様のお部屋は大切に使い続けているチェリー材のデスクを主役に、赤紫系のベルベット張りのアームチェアやシルキーなカーテンを。さらに照明やミラーフレームなどにゴールドをあしらって華やかな空間に変身させた。
暗かったキッチンは光を反射するホワイトでコーディネートし、照明も照度をアップ。
ダイニングとの堺の開口を広げコミュニケーションをとりやすい、明るい光あふれるキッチンへと変えました。
子供室とリビングの間に配置するソファは、2つの空間を分断せず、緩やかにつなぐデザインのソファを選定。
高さが低めで一部背のない片アームタイプは子供室側からも座れ、リビングからの見通しも良い。
脚の浮いた圧迫感の無いデザインのものを選定した。
壁掛けTVが不可だったため。ダイニングとソファ両方からTV視聴ができるよう、TVはハイタイプの壁付収納上に配置。
ダイニングスペースがコンパクトなため、チェアは薄型でアームのないスタッキングできるタイプに。
大きな間取り変更のないリフォームプランのため、造作家具の追加と家具レイアウトで使いやすく改善するプランニングに。LDはTV➡ダイニング➡ソファのレイアウトとし、両方からTV視聴ができるように計画。また、これまで使用していなかった壁面にカウンターを設けデスクワークもできるようにした。キッチンもダイニングとの堺の開口を広げ、高さも高くして開放的にした。
建具とカーテンボックスが既存利用のため、合わせたチェリーのフローリングを選定。床に合う温かみのある色味のウッドを家具に取り入れ、家全体に統一感を持たせた。リゾート感も演出したいLDは、白いセラミック天板のテーブルを採用。お部屋を明るく、爽やかで上質な雰囲気に。
北側の居室と水回りはモリスデザインのクロスを選定。
素材は、水回りや使用頻度の高い壁面は塩ビ、意匠重視の奥様の部屋は輸入の紙クロスと使い分けを。
特に暗さと湿度の気になった北側のご主人様居室は、調湿効果のある真っ白い珪藻土クロスを張りまわし、採光効果のあるレースカーテンで室内に光を取り入れた。
時間の移ろいとともに光の変化を感じられる空間になるよう、LDのベースクロスはニュアンスのあるムラ感や微妙な光沢感のあるもの、ざらざらとした質感の凹凸が感じられるものなどを採用した。枝もののグリーンなどを配することで影が微妙に映り、美しい空間を生み出す。
天井の余り高くないリビングダイニングの天井照明はダウンライトで計画。
光が拡散するタイプと集光するタイプを取り混ぜて、
ソファエリアでのくつろぎ、ダイニングでのくつろぎ、TV視聴時などをライトコントローラーでシーン設定。
青味を感じるライトグレーのクロスの色が濁って見えないよう、光の色は電球色ではなく温白色に。
さらに各室美しい光の軌跡を描くフロアライトやテーブルライト、ブラケットライトを合わせて、
異なる高さに灯を点在させ、雰囲気のある空間を好みで演出。
各部屋のテーマカラーが照明の反射光によって増幅し、より強調されて心地よい空間をつくる。
容量の多い本の収納に各室のクローゼットや押入れを活用。お子さん達がダイニングで勉強するときは、TVを乗せた造作のリビングキャビネット内から学習用具をすぐ取り出せるように。隣接する子供室には押入れにキャスターのついた可動式本棚を設置して、使用時のみ引き出します。研究職のご主人の大量の書籍は壁に造作棚を設置しクローゼット内の可動棚へも収納。
毎日過ごす空間がとても使いやすくなり、自分では叶わないコーディネートをしてもらえ、近くにすむ両親も喜んでくれている。近所の方々をお招きするのが楽しみ。