お部屋に対して、
効果的に見えるマテリアルというものがあります。
お引越しを控えて
ご依頼をいただいたこちらのご物件は、
鏡面のローズウッド調の建具と
グレーの御影石のキッチンカウンターが
ラグジュアリーな印象でした。
すっきりと都会的なイメージで、
という奥様からのご要望に対して、
ウッドや大理石ではお部屋に対する分量も多く、
重厚になりすぎる印象がありますので,
主役としたのがガラスです。
コンパクトなLDKをすっきりと軽やかに、
そして華やかに彩ってくれます。
一番お気に召していただいたのが、
バブルガラスのシャンデリア。
昼間そのままでもオブジェのような存在感がありますが、
夕方点灯すると一層お部屋をラグジュアリーに変身させます。
シャンデリアの下には、円形のガラス天板のダイニングテーブルを選定しました。
円形テーブルは、
周りをめぐることができて、空間もコンパクトに使えますし、
球体のシャンデリアと重なると
お部屋の中心となります。
ガラスの天板の良いところは、
上から脚のデザインが見える楽しさがあること。
不透明な素材の天板と違って、
ガラスのダイニングテーブルは、
見る角度によって
違う表情が楽しめる良さがあるのです。
ソファサイドの天井照明も、
ランプのガラスを直接みせる
多灯シーリングライトにして、
天井面のキラキラ感を
お部屋全体に散りばめました。
余談ですが、ソファサイドのフロアライトは、
逆にまわりに光が広がらない、
ソファの上だけを照らすものにしています。
そのことによって、より天井の煌めきが生き、
ソファの自分の席にあかりが灯ることで、
ほっとする空気が生まれるのです。
ガラスを生かして、
軽やかなお部屋をつくってみてくださいね！！
